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平成21年2月18日(水) 衆議院議員会館第1議員会館において 渡辺孝男厚生労働副大臣に 要望書を提出しました。 渡辺孝男 厚生労働副大臣(写真中央) 宮崎里司 早稲田大学大学院教授(左へ) 古田和彦 賛育会常務理事 中野玲子 日本語講師 千野美智子 墨田区議会議員 渡辺孝男 厚生労働副大臣(写真中央 高木美智代 衆議院議員(右へ) 柴田セリンダ 日本語教室生徒 羽生隆司 たちばなホーム施設長 吉田修 てーねん・どすこい倶楽部理事長 |
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要望書提出後、厚生労働省記者クラブにて 記者会見があり、質疑応答に応じました。 |
平成21年2月18日(水) 厚生労働省へ要望書を提出しました。
2009年2月18日
厚生労働大臣
舛添 要一 殿
すみだ日本語教育支援の会
会長 宮崎里司
早稲田大学大学院日本語教育研究科 教授
介護福祉士国家試験問題に関する要望書
私たちは、東京都墨田区において介護施設等で働く日本人配偶者を持つ外国人介護士のための
日本語教育支援に関わっています。日本語教育を通して生活者としての外国人の地域参加と地域福祉の
活性化を目指し、介護人材の育成や確保を支援することも目的としています。
近年、在留資格「日本人の配偶者等」で滞在し、永住権を有する外国人介護士は介護職員不足に悩む
介護施設において大きな役割を果たしています。こうした外国人介護士たちが実務経験3年を経て、
介護福祉士国家試験に挑戦したいという強い希望を持っています。
私たちもこのような希望に応えるため、日本語教育と合わせ介護福祉士国家試験の受験対策を
外国人介護士らとともに行ってまいりました。その結果、実務経験を通しての知識や技術は、
充分合格の水準にあるとの確信に至りました。しかしながら介護に関する知識や技術は保有しても
日本語、特に漢字能力が追いつかず、そのため試験問題を理解するまでに大幅な時間を要することが
予想されます。このことは日本人に比べ極端に不利となっている状態です。
敬老の精神を有し模範的な精勤態度である外国人介護士が介護の現場ですでに活躍中であり、
さらに国家試験に合格することで他の模範となることが可能です。
つきましては、こうした外国人介護士のために介護福祉士国家試験の試験問題について次の通り
ご検討ご配慮賜りたく、強く要望します。
要望事項
●介護福祉士国家試験の試験問題は、漢字にルビを振るなど外国人介護士にも読みやすく、
また専門的な言葉を解りやすくするなど配慮すること